渡は昨年からGymのパーソナルトレーナーについています。週に1回教えてもらい、残った4~5日間で、教えてもらったことを個人的に練習します。週に1日から2日は、休息日です。
なぜパーソナルトレーナーに通うことになったか?というと、それは、開発リーダーが通っているジムに自閉症の男性が来ていて、その人がトレーナーについているというのです。
「けどさー、そういう子って高機能じゃないの?」と聞くと、
「いや、あの方は、そうでもないです。よくパニックにもなってらっしゃいます。それで見ていると、行動面でも大変さがありそうなので、あの方ができるんだったら渡くんもできると思います。ぜひジムで探し出してください。」というので、速攻Gymに言って、誰が自閉症に教えていたかを探し出すために色々チェック。
香穂も協力してくれて、なんという名前の先生が教えているか?を探り出す。
名前がわかったので、すぐにジムに渡が自閉症であることなどを手紙を書いてパーソナルトレーナーについていただくことの相談をしたいと希望しました。
香穂が、
「あのさ、私は渡が慣れるまでは、ついていくよ。私もGYMでどのような運動をしたらいいのか?とか知らないから、渡の練習の真似したいし」みたいな感じで、渡と一緒にGYMに行こうとしています。彼女もパーソナルトレーナーについたことないので、 GYMに行ったら、機械の使い方がわからず、呆然としたそうです。そうするとジムから連絡があり、
「トレーナーは誰がいいとかは選べない」と言われました。
けど、事細かに渡の状態や、どのように言えば、渡は動くか?などの「渡の取説」もお渡ししたので、開発リーダーと香穂と話していて、
「これ読んだら、あのトレーナーしか指導できないんじゃないかな?」ということになりました。
待つこと3週間近く。やっとトレーナーが決まったという連絡が来たので、香穂と渡が行ってみるとやはり開発リーダーが言っていた方が指導することになっていた。とりあえず、リクエストにもお名前を書いておいたので、よかった。
トレーナーの方は、
「僕さ。自閉症って言われても何も知らないし、何か勉強したわけじゃないんだ。だから、それでもいいかな?障害に対しては素人なんだよね。」といわれました。なので香穂が
「あっ、大丈夫です。私も渡が慣れまではついてくるので、自閉症の独特の症状などが出た時は、私が大人しくするように言いますから」とお伝えしました。
トレーナーの方は、プロなので筋肉のつき方、体のバランス、神経の動きなどを驚くほどよく勉強しています。最初、軽い運動を色々させてくれて、事細かに渡の筋肉の動き、弱いところなどを見てくださいました。さらに、自閉症は長い時間集中するのが難しいのですが、普通の人が1時間のパーソナルトレーニングをするところを半分にしてやってみようか。となりました。
渡の強い部分は足(そりゃそうだ。いつも飛び跳ねるからね)で、他が弱いので、筋肉のバランスを取るのが難しそうだ。そのバランスを取れるように、少しづつ鍛えていこう、というようなことが言われたそうです。私はすぐにバーベル上げをするのかなと思っていたので、そのことを聞いてもらったら、
「バーベル上げは、簡単そうに見えるけど、全体の筋肉のバランスが良くないと怪我につながるので、きちんと全体のバランスを良くなり、体の動かし方がスムーズになってから」と言われました。確かに、自閉症の人って、すごく筋肉が発達している部分とすごく弱い部分がある。特に渡は微細運動が苦手だ。
ということで、通って、1年。やっとバーベルの動きまで漕ぎ着けたようです。私が日本出張中に香穂から送られてきた写真はこちら。

このバーベル。使っている棒だけでもすごく重いのです。私は一度持ち上げようとしたけど、何もつけないで棒だけでも持ち上がりませんでした。
すごい、このトレーナー。で、渡の変化のことはまた後日記載していきます。